アムロの最大のライバルであり、シリーズ屈指の人気を誇るシャア・アズナブル。シャアという名前の響きもかっこいいですよね。でもそのネーミングには、意外な事実があったということです。果たしてその真実とは?

「赤い彗星」の異名を持つジオン軍のエースパイロット。ルウム戦役などで戦果を挙げ、若くして少佐に昇進。機体はパーソナルカラーである赤、ピンクで塗られていることが特徴。サイド7で行われていたV作戦を突き詰めたことで、アムロとの長きにわたる因縁が始まる。常にマスクをかぶっているのは、建前上は傷を隠しているということだが、実はジオン・ズム・ダイクンの息子という素性をザビ家から隠すという意図があった。
シャアのデザインは、富野監督は不満だった?
『機動戦士ガンダム』は、これまでの児童向けロボットアニメにはない数々の新機軸を盛り込んできました。その中にあってシャアのデザインは、非常に児童向けロボットアニメの典型のようなマスクをかぶったデザインでした。キャラクターデザインを手掛けた安彦良和氏によると、「敵ということがわかりやすいデザインにした」ということですので、たしかにその意図は納得です。ただ富野監督はもっと新しいものを目指していたので、このデザインには不満だったと様々なインタビューで語られています。
「シャーっとくるからシャアだ!」
結局、デザインを採用した富野監督ですが、名前については「シャーっとやってくるからシャアという名前にする」と決めたようです。
富野 敵がシャーッと出てくるからシャア。これね、本当なんです。
Febri 富野由悠季・樋口真嗣対談②
これも様々なインタビューで語られているので、富野監督の中ではそのように記憶されているようですね。なかなか大胆なネーミングですが、富野監督作品ではこうした着想がネーミングの魅力になっている感じがしますね。

プリンス・シャーキン、シャルル・アズナヴール説も
一方で、サンライズ企画室デスクだった飯塚正夫さんは『勇者ライディーン』の「プリンス・シャーキン」の名前から着想を得てシャアになったという証言をされていますね。これに富野監督自身が当時ファンだったと言われるフランス人シャンソン歌手、シャルル・アズナヴールの名前をもじってシャーキンと組み合わせ、シャア・アズナブルという名前になったと言われています。名前も似ていますし、信憑性がありますね。うーん、これはどちらが正しいのか判断が難しいです。
富野監督はつい最近行われた『富野由悠季の世界展』のトークショーでも、「シャーっ」説を唱えていますので、こちらが浸透していきそうです。シャーキン説を立証するにはほかのスタッフの方の発言も新たに必要そうですね。
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